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06月05日-01号

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  1. 笠岡市議会 2020-06-05
    06月05日-01号


    取得元: 笠岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-05
    令和 2年  第 4回 6月定例会        令和2年第4回笠岡市議会定例会会議記録(第1号)             令和2年6月5日(金曜日)〇議事日程   午前9時30分開会  日程第 1 会議録署名議員の指名  日程第 2 会期の決定  日程第 3 報告第 3号~報告第 6号(報告)  日程第 4 議案第56号(提案理由説明・質疑・討論・採決)  日程第 5 議案第57号 ┐  日程第 6 議案第58号 │  日程第 7 議案第59号 │  日程第 8 議案第60号 │  日程第 9 議案第61号 │  日程第10 議案第62号 │(提案理由説明)  日程第11 議案第63号 │  日程第12 議案第64号 │  日程第13 議案第65号 │  日程第14 議案第66号 │  日程第15 議案第67号 │  日程第16 議案第68号 ┘  日程第17 発議第 1号 ┐(提案理由説明・質疑・討論・採決)  日程第18 発議第 2号 ┘        ──────────────────────〇本日の付議事件  上記議事日程と同じ        ──────────────────────〇出席議員(20名)   1番  坂 本 亮 平 君         2番  桑 田 昌 哲 君   3番  真 鍋 陽 子 君         4番  栗 尾 典 子 君   5番  山 本   聡 君         6番  大 本 邦 光 君   7番  大 山 盛 久 君         8番  齋 藤 一 信 君   9番  東 川 三 郎 君        10番  仁 科 文 秀 君  11番  大 月 隆 司 君        12番  藏 本 隆 文 君  13番  樋之津 倫 子 君        14番  原 田 てつよ 君  15番  妹 尾 博 之 君        16番  森 岡 聰 子 君  17番  山 本 俊 明 君        18番  天 野 喜一郎 君  19番  奥 野 泰 久 君        20番  藤 井 義 明 君        ──────────────────────〇欠席議員(0名)        ──────────────────────〇説明のため出席した者の職氏名  市長    小 林 嘉 文 君      副市長   松 浦 良 彦 君  教育長   岡 田 達 也 君      政策部長  山 岸 雄 一 君  総務部長  辻 田 尚 史 君      総務課長  塚 本 真 一 君        ──────────────────────〇事務局職員  局長    長 野 浩 一 君      次長    宮   恭 子 君  議事調査係長長 安 剛 伸 君        ──────────────────────            午前9時30分 開会 ○議長(藤井義明君) おはようございます。 地方自治法第121条の規定により,市長に対し本定例会に説明員の出席を要求をいたし,説明のために委嘱された方の出席をいただいておりますので御了承を願います。 ただいまの出席は20名であります。定足数に達しておりますので,これより令和2年第4回笠岡市議会定例会を開会し,直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程は,タブレットで御確認願います。 これより日程に入ります。        ────────────────────── △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(藤井義明君) 日程第1,会議録署名議員の指名を行います。 会議規則第108条の規定により,5番山本聡議員,6番大本邦光議員を指名します。        ────────────────────── △日程第2 会期の決定 ○議長(藤井義明君) 日程第2,会期の決定を議題とします。 今期定例会の運営につきましては,去る5月29日の議会運営委員会で御協議いただきました結果,お手元にありますような日程案を得たもので,これに基づき運営させていただきたいと思います。 お諮りします。 今期定例会の会期は,本日から6月26日までの22日間としたいと思います。これに御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤井義明君) 御異議なしと認めます。よって,会期は22日間と決定をいたしました。        ────────────────────── △日程第3 報告第3号 令和元年度笠岡一般会計繰越明許費繰越計算書      報告第4号 令和元年度笠岡土地造成事業特別会計繰越明許費繰越計算書      報告第5号 令和元年度笠岡水道事業会計繰越明許費繰越計算書      報告第6号 令和元年度笠岡下水道事業会計繰越明許費繰越計算書 ○議長(藤井義明君) 日程第3,報告第3号令和年度笠岡一般会計繰越明許費繰越計算書から報告第6号令和年度笠岡下水道事業会計繰越明許費繰越計算書までの4件を一括議題とします。 市長から提案理由の説明を求めます。 小林市長。            〔市長 小林嘉文君 登壇〕 ◎市長(小林嘉文君) おはようございます。 ただいま上程いただきました報告第3号令和年度笠岡一般会計繰越明許費繰越計算書から報告第6号令和年度笠岡下水道事業会計繰越計算書につきまして御説明申し上げます。 まず,報告第3号の一般会計繰越明許費でございますが,白石島待合所整備事業ほか14事業に係る繰り越しでございます。 これは,国の補正予算により追加となった情報通信ネットワーク環境施設等整備事業新型コロナウイルス感染症拡大に伴う工期延長による繰越事業等でございます。 次に,報告第4号の土地造成事業特別会計予算繰越計算書でございますが,旭が丘市有地内階段撤去工事に係る繰り越しでございます。 次に,報告第5号の水道事業会計予算繰越計算書でございますが,下水道関連排水管布設がえ工事等に係る繰り越しでございます。 最後に,報告第6号の下水道事業会計予算繰越計算書でございますが,汚水幹線枝線工事等に係る繰り越しでございます。 これらの繰り越しをいたしました事業につきましては,早期完成に努めておりますが,未完成の事業につきまして,今後も鋭意努力することといたしております。 以上,地方自治法施行令第146条及び地方公営企業法第26条の規定に基づき御報告をさせていただきます。        ────────────────────── △日程第4 議案第56号 市長の専決処分した市長等期末手当の特例に関する条例の制定について ○議長(藤井義明君) 日程第4,議案第56号市長の専決処分した市長等期末手当の特例に関する条例の制定についてを議題とします。 市長から提案理由の説明を求めます。 小林市長。            〔市長 小林嘉文君 登壇〕 ◎市長(小林嘉文君) ただいま上程いただきました議案第56号市長の専決処分した市長等期末手当の特例に関する条例について御説明申し上げます。 このたびの制定は,提案理由にもございますように,新型コロナウイルス感染症の拡大により外出自粛等によって深刻な影響を受けている市民及び市内業者の状況を鑑み,市長等期末手当特例措置を講ずることについて必要な事項を定めるに当たり,基準日が6月1日であることから5月末までに施行する必要があり,5月27日付で専決処分しましたので,これを報告し,承認を求めるものでございます。 条例の内容につきましては,10ページに参考として添付いたしております制定の要旨に従いまして御説明申し上げます。 まず,特例措置により減ずる額でございますが,期末手当につきまして,市長は支給額の30%に相当する額を,副市長は支給額の15%に相当する額を,教育長は支給額の10%に相当する額を減じた額を支給することとするものでございます。 施行期日でございますが,公布の日から施行し,令和2年6月に支給する期末手当について適用するものでございます。 なお,この特例措置により市長等期末手当カット額は100万9,493円となる見込みでございます。 以上,地方自治法第179条第3項の規定により報告させていただきますので,よろしく御審議の上,御承認を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(藤井義明君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤井義明君) 質疑を終結します。 お諮りします。 ただいま議題となっております議案第56号は,会議規則第35条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤井義明君) 御異議なしと認めます。よって,議案第56号は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤井義明君) 討論を終結します。 これより議案第56号を採決します。 お諮りします。 本案はこれを承認することに御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤井義明君) 御異議なしと認めます。よって,本案はこれを承認することに決定しました。        ────────────────────── △日程第5 議案第57号 令和2年度笠岡一般会計補正予算(第4号) ○議長(藤井義明君) 日程第5,議案第57号令和年度笠岡一般会計補正予算(第4号)を議題とします。 市長から提案理由の説明を求めます。 小林市長。            〔市長 小林嘉文君 登壇〕
    ◎市長(小林嘉文君) ただいま上程いただきました議案第57号令和年度笠岡一般会計補正予算(第4号)につきまして,その概要を申し上げます。 私は,さきの選挙におきまして市民の皆さんを初め各方面からの力強い御支援をいただき,引き続き笠岡市長として市政のかじ取り役を担わせていただくこととなりました。改めてその責任の重さを痛感するとともに,これまで培ってきた経験と情熱を持って新しい笠岡の実現に向けて全力で取り組む覚悟でございます。4年前,笠岡が定住の地として選ばれ,住んでよかったと思えるような町を実現し,一家族でも多く親子2世代,3世代が一緒に暮らせる社会をつくり,家族のきずなを取り戻すことができ,そしてそこに安定した働く場所や仕事があることを最終目標に掲げ,純粋な民間人として初めての笠岡市長に就任いたしました。市長就任以来,入るをはかりて出るを制すを心にとめ,民間で働いた経験を生かしてふるさと納税や市有地の売却の推進,干拓負担金の整理,課税客体の見直し,就農率の向上など,ありとあらゆる手段を使って自主財源を増やす努力をし,未来につながる,高齢者の皆さんが安心して暮らせる,子供たちがまた笠岡に戻ってくる,社会動態がプラスに転じるといった事業に再投資する正のスパイラルができつつあります。 この4年間で笠岡市は間違いなくいい方向に向かってきていると思います。人口減少幅も段階的に縮小されつつあり,令和元年度は社会動態が241人の減少に抑えられています。現役世代生産年齢人口が増えることが笠岡市の将来の継続的な発展につながります。そのためには,働く場所をつくること以外にもインフラ整備学校教育子育て支援地域包括ケア水道料金観光事業といった各施策がブドウの房のように一粒一粒生き生きと実らなければ全体的な価値は下がってしまいます。市民の皆さんから負託をいただいたこれからの4年間で,引き続き強力に企業誘致を進め,雇用を生み,働く世代の定住を促すことで税収増につなげ,その財源を教育,子育て,福祉へ再投資する正のスパイラルの実現に向けて全力で取り組んでまいります。 また,現在世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症によって,多くのとうとい命が奪われております。感染拡大防止のために経済活動世界規模で停滞しており,本市への影響も避けられない状況でございます。非常に困難な状況下ではございますが,市民の皆様の生活を守ることを最優先に,私は先頭に立って課題解決へと取り組む覚悟でございます。 さて,6月補正予算についてでございますが,本年4月が市長,市議会議員の改選期であり,当初予算は骨格予算として編成しております関係から,今回の補正予算はいわゆる肉づけ補正予算として編成しております。補正予算の編成に当たっては,先ほど述べた考えをもとに公約実現のための歩みを着実に進めていくとともに,第7次総合計画の目指すべき都市像である「元気・快適・ときめき 進化するまち笠岡」を実現していきたいと考えております。 こうした基本的な考え方により編成いたしました令和2年度6月補正予算一般会計は10億3,225万円の追加で,予算総額は286億8,389万円となっております。本年度は,新型コロナウイルス感染症対策でこれまでに3度の補正予算を編成するという特殊要因もあり,前年度の当初予算に対しまして23.8%の増となっております。 それでは,第7次笠岡市総合計画施策体系に沿いまして,このたびの補正予算における市政各分野の施策,事業の概要について申し上げます。 第1は,経営戦略「稼ぐ」でございます。 企業立地の促進としては,県営笠岡港工業団地での新しい工場の稼働開始により,奨励金を追加しております。また,新たな企業進出の可能性を探り,戦略的に企業誘致を進めるために工業用地適地調査事業を行います。企業立地に対する相談や地元企業からの経営相談事業所間のマッチングなど,相談業務の必要性はますます高まっており,企業コーディネーターを増員いたします。 農業振興としては,果樹,野菜などの栽培に取り組む農家へ農業機械の購入などの補助を行い,産地の育成を図ります。農地の管理において,のり面など作業がしづらく危険な箇所の草刈りを安全かつ省力化して行えるように,ラジコン式の草刈り機を導入し,貸し出しを行います。また,深刻化する有害鳥獣による農業被害への対策として,捕獲用資機材等の充実,防護柵設置費用への補助金などを追加し,被害の拡大を防ぎます。 観光振興としては,笠岡諸島日本遺産に認定されましたが,外出自粛などの影響により来島者が減っています。自由に外出できるようになったとき観光客をしっかりと受け入れる体制を整えるため,笠岡諸島での実地研修会の実施や島内の案内看板の設置など,環境整備を行います。 第2は,活性化戦略「賑わう」でございます。 定住促進としては,住宅新築助成金を初め各種助成金も追加し,住宅取得の促進,定住へとつなげてまいります。 地域おこし協力隊につきましては,新たに隊員を迎え,地域を活性化させる多様な活動を支えていきます。 道路ネットワーク及び港湾,漁港の整備としては,老朽化する道路の維持修繕費や港湾,漁港の改良などを追加し,生活基盤の安全性を高めていきます。 利用しやすい公共交通システムの構築では,高齢者タクシーチケット助成事業を拡充し,高齢者移動手段を確保することで,より多くの方に,密の状態には注意しながらではありますが,積極的に外出していただきたいと思っております。島しょ部グリーンスローモビリティ導入事業として,小型電気自動車を導入し,狭隘な島内での住民の外出支援や緊急時の搬送車両として活用します。また,離島航路の維持のため,国庫補助対象航路について国の補助金に合わせて追加をしております。 笠岡諸島の振興としては,商店の少ない島しょ部買い物支援を行う事業に対し,補助を行います。 市民参画共同の推進としては,積極的,主体的に行動する笠岡のリーダーを養成する笠岡イノベーションリーダー養成塾を開催します。 多様な交流の促進としては,多文化共生による持続可能な地域社会の発展を目的とし,国際交流拠点施設を整備するため寄附をいただき,基金への積み立てを行います。負担付寄附として別途お諮りしているものでございます。 第3は,未来戦略「輝く」でございます。 子供・子育て環境の整備としては,本年4月から笠岡市子どもを虐待から守る条例を施行しておりますが,この条例の理念を笠岡市民の皆様へ伝え,大切な存在である子供が安心して健やかに成長する町であるように周知事業を行います。 学校教育の充実としては,ブロック塀改修工事や小・中学校の営繕費を追加するなど,安全な学校環境の整備を進めます。また,旧給食センター及び運動公園50メートルプールの解体を行います。 第4に,安定戦略「安らぐ」でございます。 健康づくりとしては,保健センターのトイレの洋式化やギャラクシーホール,舞台照明の改修を行い,健康づくり拠点施設としての利便性を高めます。 高齢者福祉,介護の充実としては,長年にわたり築いてきた夫婦のきずなをお祝いするため,金婚祝賀式を開催します。 認知症介護研修センターでは,腐食,劣化したバルコニー,渡り廊下を改修し,長寿命化を図ります。 老人福祉センターでは,外壁等の修繕により長寿命化を図るとともに,大広間の床の改修等を行います。 地域防災の推進については,自然災害防止のためのインフラ整備として,河川改修,漁港,港湾の高潮対策等を重点的に進めるとともに,消防団の活動拠点となる消防機庫の整備を進めます。また,島しょ部救急輸送体制を整備するため,救急艇を導入します。 最後に,計画推進戦略でございます。 市役所の駐車場は,敷地の関係上分散しており,高齢者や障害者,妊娠中の方など優先駐車場が必要な方が駐車しにくい状況でありますので,本庁舎周辺駐車場優先駐車場へ改修いたします。 以上,主要施策の概要につきまして申し述べましたが,次に一般会計の歳入につきまして御説明いたします。 歳出の各経費に充当すべき国庫支出金などの特定財源を充当しました結果,新たに一般財源として2億7,359万7,000円が必要となりますが,これにつきましては繰越金として財政調整基金繰入金を充当いたしております。 以上,補正予算の概要につきまして御説明いたしましたが,よろしく御審議の上,適切な御決定を賜りますようお願い申し上げます。        ────────────────────── △日程第6 議案第58号 笠岡市税条例の一部を改正する条例について ○議長(藤井義明君) 日程第6,議案第58号笠岡税条例の一部を改正する条例についてを議題とします。 市長から提案理由の説明を求めます。 小林市長。            〔市長 小林嘉文君 登壇〕 ◎市長(小林嘉文君) ただいま上程いただきました議案第58号笠岡税条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 このたびの改正は,新型コロナウイルス感染症の影響に伴い,地方税法等の一部改正に伴い,所要の改正をしようとするものでございます。 改正の内容につきましては,14ページから15ページに参考として添付いたしております改正の要点に従いまして御説明申し上げます。 まず,笠岡市税条例の一部改正の第1条関係でございます。 附則第7条及び第20条でございますが,新型コロナウイルス感染症等により厳しい経営環境にある中小事業者等に対して,償却資産及び事業用家屋に係る固定資産税及び都市計画税を軽減する規定を整備したものでございます。 附則第14条の2でございますが,軽自動車の環境性能割臨時的軽減適用期限を6カ月延長するものでございます。 次に,附則第24条でございますが,新型コロナウイルス感染症等に係る徴収猶予の特例に係る手続等に伴う規定を整備したものでございます。 続きまして,笠岡市税条例の一部改正の第2条関係でございます。 附則第25条でございますが,新型コロナウイルス感染症等に係る寄附金税額控除の特例に係る規定を整備したものでございます。 附則第26条でございますが,新型コロナウイルス感染症等に係る住宅借入金等特別税額控除の特例に係る規定を整備したものでございます。 なお,施行期日でございますが,この条例は公布の日から施行することとしております。ただし,第2条の規定は令和3年1月1日から施行することといたしております。 以上,御説明申し上げましたが,よろしく御審議の上,適切な御決定を賜りますようお願い申し上げます。        ────────────────────── △日程第7 議案第59号 地方活力向上地域等特定業務施設整備計画に伴う固定資産税の特例に関する条例の一部を改正する条例について ○議長(藤井義明君) 日程第7,議案第59号地方活力向上地域等特定業務施設整備計画に伴う固定資産税の特例に関する条例の一部を改正する条例についてを議題とします。 市長から提案理由の説明を求めます。 小林市長。            〔市長 小林嘉文君 登壇〕 ◎市長(小林嘉文君) ただいま上程いただきました議案第59号地方活力向上地域等特定業務施設整備計画に伴う固定資産税の特例に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 このたびの改正は,提案理由にもございますように,地域再生法等の一部改正に伴い,所要の改正をしようとするものでございます。 改正の内容につきましては,18ページに参考として添付いたしております改正の要点に従いまして御説明申し上げます。 第2条関係について,特例適用の対象となる地方活力向上地域等特定業務施設整備計画の認定の期限につきまして,令和4年3月31日まで延長するものでございます。 なお,施行期日でございますが,この条例は公布の日から施行することとし,令和3年度以後の年度分の固定資産税について適用することといたしております。 以上,御説明申し上げましたが,よろしく御審議の上,適切な御決定を賜りますようお願い申し上げます。        ────────────────────── △日程第8 議案第60号 笠岡市手数料条例の一部を改正する条例について ○議長(藤井義明君) 日程第8,議案第60号笠岡手数料条例の一部を改正する条例についてを議題とします。 市長から提案理由の説明を求めます。 小林市長。            〔市長 小林嘉文君 登壇〕 ◎市長(小林嘉文君) ただいま上程いただきました議案第60号笠岡手数料条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 このたびの改正は,提案理由にもございますように,情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るための行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律等の一部改正に伴い,所要の改正をしようとするものでございます。 改正の内容でございますが,21ページに参考として添付しております改正の要点に従いまして御説明いたします。 まず,別表関係でございますが,マイナンバーカードの通知カードの廃止に伴い,再交付手数料を廃止するものでございます。 なお,施行期日でございますが,この条例は公布の日から施行するものでございます。 以上,御説明申し上げましたが,よろしく御審議の上,適切な御決定を賜りますようお願い申し上げます。        ────────────────────── △日程第9 議案第61号 笠岡市介護保険条例の一部を改正する条例について ○議長(藤井義明君) 日程第9,議案第61号笠岡介護保険条例の一部を改正する条例についてを議題とします。 市長から提案理由の説明を求めます。 小林市長。            〔市長 小林嘉文君 登壇〕 ◎市長(小林嘉文君) ただいま上程いただきました議案第61号笠岡介護保険条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 このたびの改正は,提案理由にもございますように,介護保険法施行令及び介護保険の国庫負担金の算定等に関する政令の一部改正に伴い,所要の改正をしようとするものでございます。 改正の内容につきましては,24ページに参考として添付いたしております改正の要点に従いまして御説明申し上げます。 まず,保険料率でございますが,介護保険法施行令及び介護保険の国庫負担金の策定等に関する政令の一部を改正する政令に示された保険料基準額に対する割合に応じ,65歳以上の第1号被保険者の第1段階から第3段階の介護保険料額を軽減しようとするものでございます。 国においては,消費税率引き上げによる財源確保を前提として,平成27年度より給付費の5割の公費とは別枠で,国2分の1,県4分の1,市4分の1の負担割合で公費を投入し,さらなる保険料軽減を行う仕組みを設定しております。 具体的に申し上げますと,今回の軽減措置によりまして,第1段階介護保険料が年額2万8,900円から年額2万3,200円に年額5,700円の減額,第2段階介護保険料が年額4万2,800円から年額3万3,200円に年額9,600円の減額,第3段階介護保険料が年額5万5,900円から年額5万4,000円に年額1,900円の減額となります。 なお,施行期日でございますが,この条例は公布の日から施行することといたしております。また,経過措置でございますが,改正後における介護保険料は,令和2年度分の介護保険料から適用し,令和元年度以前の年度分については,なお従前の例によることといたしております。 以上,御説明申し上げましたが,よろしく御審議の上,適切な御決定を賜りますようお願い申し上げます。        ────────────────────── △日程第10 議案第62号 笠岡市特定用途制限地内における建築物等の用途の制限に関する条例について ○議長(藤井義明君) 日程第10,議案第62号笠岡市特定用途制限地内における建築物等の用途の制限に関する条例についてを議題とします。 市長から提案理由の説明を求めます。 小林市長。            〔市長 小林嘉文君 登壇〕 ◎市長(小林嘉文君) ただいま上程いただきました議案第62号笠岡市特定用途制限地内における建築物等の用途の制限に関する条例について御説明申し上げます。 このたびの改正は,提案理由にもございますように,建築基準法施行令の一部改正に伴い,所要の改正を行うものでございます。 改正の内容につきましては,27ページに参考として添付いたしております改正の要点に従いまして御説明申し上げます。 第9条,第13条及び別表関係について,建築基準法施行令の一部改正により,引用条項を改めたものでございます。 なお,施行期日でございますが,この条例は公布の日から施行することといたしております。 以上,御説明申し上げましたが,よろしく御審議の上,適切な御決定を賜りますようお願い申し上げます。        ────────────────────── △日程第11 議案第63号 笠岡市低炭素建築物新築等計画認定事務手数料条例の一部を改正する条例について ○議長(藤井義明君) 日程第11,議案第63号笠岡市低炭素建築物新築等計画認定事務手数料条例の一部を改正する条例についてを議題とします。 市長から提案理由の説明を求めます。 小林市長。            〔市長 小林嘉文君 登壇〕 ◎市長(小林嘉文君) ただいま上程いただきました議案第63号笠岡市低炭素建築物新築等計画認定事務手数料条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 このたびの改正は,提案理由にもございますように,建築物エネルギー消費性能基準等を定める省令の一部改正に伴い,所要の改正を行うものでございます。 改正の内容につきましては,31ページに参考として添付いたしております改正の要点に従いまして御説明申し上げます。 低炭素建築物新築等計画の認定申請に係る審査について,共同住宅等の簡易な評価方法として,共用部分を含め評価する方法と共用部分を計算しない簡易な評価方法が追加されたことにより,第2条関係の改正を行うものでございます。 なお,施行期日でございますが,この条例は公布の日から施行することといたしております。 以上,御説明申し上げましたが,よろしく御審議の上,適切な御決定を賜りますようお願い申し上げます。        ────────────────────── △日程第12 議案第64号 笠岡市建築物エネルギー消費性能の向上に関する法律関係手数料条例の一部を改正する条例について ○議長(藤井義明君) 日程第12,議案第64号笠岡市建築物エネルギー消費性能の向上に関する法律関係手数料条例の一部を改正する条例についてを議題とします。 市長から提案理由の説明を求めます。 小林市長。            〔市長 小林嘉文君 登壇〕 ◎市長(小林嘉文君) ただいま上程いただきました議案第64号笠岡市建築物エネルギー消費性能の向上に関する法律関係手数料条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 このたびの改正は,提案理由にもございますように,建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律及び建築物エネルギー消費性能基準等を定める省令の一部改正に伴い,所要の改正を行うものでございます。 改正の内容につきましては,38ページに参考として添付いたしております改正の要点に従いまして御説明申し上げます。 建築物エネルギー消費性能適合性判定及び建築物エネルギー消費性能向上計画の認定等に簡易な評価方法が追加されたことにより,複数の建築物の連携による省エネ性能向上計画認定手数料の追加及び簡易な評価方法の手数料の新設を行うものでございます。 なお,施行期日でございますが,この条例は公布の日から施行することといたしております。 以上,御説明申し上げましたが,よろしく御審議の上,適切な御決定を賜りますようお願い申し上げます。        ────────────────────── △日程第13 議案第65号 笠岡市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例について ○議長(藤井義明君) 日程第13,議案第65号笠岡市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例についてを議題とします。 市長から提案理由の説明を求めます。 小林市長。            〔市長 小林嘉文君 登壇〕 ◎市長(小林嘉文君) ただいま上程いただきました議案第65号笠岡市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 このたびの改正は,提案理由にもございますように,市民病院の一般病床及び療養病床数を変更することに伴い,所要の改正をしようとするものでございます。 病床数の改正につきましては,届け出病床上2階,3階,4階の3病棟であったものを,2階,3階の2病棟に縮小,再編したことによるもので,療養病棟を4階から2階へ,2階の一般病棟を廃止し3階のみに,4階を休棟とした結果でございます。 これに伴い,条例第3条に定めております許可病床数につきましては全体の194床は変わりありませんが,内訳として一般病床を160床から126床に,療養病床を34床から68床に改めるものでございます。 また,届け出病床数でございますが,全体を154床から99床へ変更し,一般病床を120床から60床に,療養病床を34床から39床に変更を行いました。 なお,施行期日でございますが,この条例は公布の日から施行するものでございます。 以上,御説明申し上げましたが,よろしく御審議の上,適切な御決定を賜りますようお願い申し上げます。        ────────────────────── △日程第14 議案第66号 岡山県市町村総合事務組合の共同処理する事務の変更及び組合を組織する地方公共団体数の減少並びに組合規約の変更について ○議長(藤井義明君) 日程第14,議案第66号岡山県市町村総合事務組合の共同処理する事務の変更及び組合を組織する地方公共団体数の減少並びに組合規約の変更についてを議題とします。 市長から提案理由の説明を求めます。 小林市長。            〔市長 小林嘉文君 登壇〕 ◎市長(小林嘉文君) ただいま上程いただきました議案第66号岡山県市町村総合事務組合の共同処理する事務の変更及び組合を組織する地方公共団体数の減少並びに組合規約の変更について御説明申し上げます。 このたびの規約変更は,提案理由にもございますように,本市が加入する岡山県市町村総合事務組合において,当組合の共同処理する事務の廃止等及び組織する地方公共団体の数が減少し,規約を変更する必要があるため,地方自治法第290条の規定に基づき,本市議会の議決を求めるものでございます。 変更の内容につきましては,44ページに添付いたしております改正の要点に従いまして御説明申し上げます。 まず,第3条,別表第1及び第2関係でございますが,脱退する地方公共団体及び共同処理する事務の廃止に伴いまして,所要の改正を行うものでございます。 なお,施行期日でございますが,この規約は岡山県知事の許可のあった日から施行し,変更後の岡山県市町村総合事務組合規約の規定は令和2年4月1日から適用することといたしております。ただし,脱退に伴う規約の変更については,令和2年10月1日から適用するものでございます。 以上,御説明申し上げましたが,よろしく御審議の上,適切な御決定を賜りますようお願い申し上げます。        ────────────────────── △日程第15 議案第67号 動産の買入れについて ○議長(藤井義明君) 日程第15,議案第67号動産の買入れについてを議題とします。 市長から提案理由の説明を求めます。 小林市長。            〔市長 小林嘉文君 登壇〕 ◎市長(小林嘉文君) ただいま上程いただきました議案第67号動産の買入れについて御説明申し上げます。 このたび買い入れしようとする動産は消防ポンプ自動車2台で,笠岡分団第4部及び城見分団第3部に配備する予定でございます。 提案理由にもございますように,この動産を買い入れするに当たり,市議会の議決をお願いしようとするものでございます。 2分団に現在配備してある消防ポンプ自動車は,平成14年に配備され約18年経過しており,老朽化,故障等による部品の調達が困難になっていることから,安全性の確保が危惧されておりますので,最新の消防ポンプ自動車に更新し,万一の火災時における消火活動を迅速かつ的確に実施しようとするものでございます。 なお,買い入れの契約につきましては,当該車両を製造できますのが現在株式会社岡山森田ポンプ1者でございますので,当該業者と地方自治法施行令第167条の2第1項第2号及び笠岡市契約規則第23条第1項第3号に基づき,株式会社岡山森田ポンプと4,025万7,580円で随意契約を締結しようとするものでございます。 以上,御説明申し上げましたが,よろしく御審議の上,適切な御決定を賜りますようお願い申し上げます。        ────────────────────── △日程第16 議案第68号 負担付きの寄附の受領について ○議長(藤井義明君) 日程第16,議案第68号負担付きの寄附の受領についてを議題とします。 市長から提案理由の説明を求めます。 小林市長。            〔市長 小林嘉文君 登壇〕 ◎市長(小林嘉文君) ただいま上程いただきました,議案第68号負担付きの寄附の受領についてを御説明申し上げます。 本議案は,3月定例会において継続審査となったものの議員任期満了に伴い廃案となった案件を改めて提出させていただくものです。 ベトナム人を初めとした技能実習生等により笠岡市内在住の外国人は急速に増えており,笠岡市の産業にとって彼らはなくてはならない存在となっております。しかし,現時点では在住外国人を受け入れるための環境が十分に整えられている訳ではございません。一方で,人口減少が続く日本社会において,持続可能な地域をつくるために在住外国人が果たす役割はますます重要になってきております。 そういった社会状況の中で,国籍や言葉,文化を超えた尊重と相互理解のもとで成り立つ多文化共生のまちづくりを進めていくことは本市にとっても重要なテーマであり,課題でございます。そういった状況の中で,ベトナム国のロンタンゴルフ株式会社会長のレー・ヴァン・キエム氏により日本で働くベトナム人を初めとした在住外国人を支援したいとの思いで,本市に国際交流拠点施設を整備するために1億6,000万円の寄附の申し出があったものです。 寄附の条件は,前回と同様,笠岡市労働福祉会館を改修して国際交流拠点施設を整備し,外国人と地域住民が交流する場をつくること,コンセプトデザインや設計改修は多文化共生社会の実現や日本在住外国人の支援を目的とした団体である一般社団法人多文化交流日本ウミガメプロジェクトが実施することとなっております。改修に際して必要となる耐震診断及びスケルトン化,耐震化工事は,笠岡市の費用負担でウミガメプロジェクトが改修とあわせて実施し,竣工式及び施設管理,運営は笠岡市が実施することとなっております。 今回議決をいただきましたら,協定書を締結した上で寄附を受領し,関係者と詳細な計画の協議に入ることとなります。 以上,御説明申し上げましたが,よろしく御審議の上,適切な御決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(藤井義明君) 以上,上程しました報告第3号から報告第6号及び議案第57号から議案第68号に対する質疑以下は6月19日金曜日に行いますので,御了承願います。        ────────────────────── △日程第17 発議第1号 笠岡市議会政務活動費の特例に関する条例について ○議長(藤井義明君) 日程第17,発議第1号笠岡市議会政務活動費の特例に関する条例についてを議題とします。 本発議について,議会運営委員会委員長から提案理由の説明を求めます。 議会運営委員長,17番山本俊明委員長。            〔議会運営委員長 山本俊明君 登壇〕 ◆議会運営委員長(山本俊明君) ただいま上程いただきました,発議第1号笠岡市議会政務活動費の特例に関する条例について御説明申し上げます。 このたびの改正でございますが,提案理由にありますように,新型コロナウイルスの感染拡大の社会情勢に鑑み,政務活動費の削減を行う特例措置を講ずるために制定しようとするものでございます。 それでは,4ページにあります制定の要旨に従って御説明させていただきます。 特例の内容でございますが,令和2年度の政務活動費の後期分10月から3月までの6カ月の交付を月額4万5,000円から3万円に減額するものでございます。これは,一人9万円の減額を行うことになります。 次に,施行期日でございますが,公布の日から施行するものでございます。 また,失効につきましては,令和3年3月31日限りとしたものでございます。 以上,御説明申し上げましたが,議員各位の格段の御理解を賜りますようお願い申し上げまして,議会運営委員会からの説明とさせていただきます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(藤井義明君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。 樋之津議員。            〔13番 樋之津倫子君 登壇〕 ◆13番(樋之津倫子君) 失礼いたします。ただいま発議第1号の提案説明がなされましたけれども,1点だけお尋ねしたいと思います。 政務活動費というものは,本来私たちの議員活動を保障する,そして支える経費として支給されるものだと私は考えております。議員によって,その議員活動のスタイルはそれぞれ違うかと思いますけれども,これを減額するとなりますと議員活動を制限するものだというふうにもなりかねません。その点についてどう思われてるのかをお尋ねしたいと思います。もちろん,コロナ対策で私たちが身を切る施策をみずからがつくっていくっていうことは大切だと思っておりますけれども,どうぞよろしくお願いします。 ○議長(藤井義明君) 17番山本委員長。            〔議会運営委員長 山本俊明君 登壇〕 ◆議会運営委員長(山本俊明君) 当然,議員に対しては報酬,政務活動費,各委員会の視察費,あるいは個人視察等さまざまな議員活動に対する金銭的な補助というか援助はいただいております。その中で,例えばそれぞれの議員の中で政務活動費ではどうしてもできないほどの活動が必要なときには,当然報酬をみずからが身を切って行うということになると思いますが,たちまちは政務活動費がないから,少なくなったから政務活動をしないということにはなりませんし,私どもがいただく全ての活動に対する援助の中で,まずはこの政務活動費からいくのが一番ベストかなと,このコロナ対策がこれで終わりということにはならない。次は視察費に及ぶかも分かりませんし,さらにはみずからの報酬を削るという考えにも至るかも分かりませんが,まずは現段階においてはこの政務活動費から行うのがベストであろうと,我々の政務活動を活動費だけに頼ってるということはありませんから,全ての援助に対してどれが最適かなという中でこれをまずは選んだということで御理解いただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(藤井義明君) ほかに御質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤井義明君) 質疑を終結します。 ただいま議題となっております発議第1号は,会議規則第35条第2項の規定により委員会付託を省略します。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。 樋之津議員。            〔13番 樋之津倫子君 登壇〕 ◆13番(樋之津倫子君) 失礼いたします。先ほど質疑でも述べましたように,政務活動費というものの本質的な意義を狭めたり,それから議員活動に制限を加えることにつながるというこの点についてはとても問題があると思います。その問題点を指摘しつつ,もっと身を切るコロナ対策であるべきことを訴えして,あえて反対しないものとしたいと思います。 ○議長(藤井義明君) これより発議第1号を採決します。 お諮りします。 本発議は原案のとおり決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤井義明君) 異議なしと認めます。よって,本発議は原案のとおり可決されました。        ────────────────────── △日程第18 発議第2号 笠岡市議会議員の議員報酬及び期末手当の特例に関する条例の一部を改正する条例について ○議長(藤井義明君) 日程第18,発議第2号笠岡市議会議員の議員報酬及び期末手当の特例に関する条例の一部を改正する条例についてを議題とします。 本発議について,13番樋之津倫子議員から提案理由の説明を求めます。 13番樋之津倫子議員。            〔13番 樋之津倫子君 登壇〕 ◆13番(樋之津倫子君) 日本共産党樋之津倫子でございます。 地方自治法第112条による議員の議案提案権,これを行使をいたしまして提案いたします。 発議第2号,この発議は笠岡市議会議員の議員報酬及び期末手当の特例に関する条例の一部を別紙のとおり,現行の10%から20%へ改正しようと提案するものでございます。 発議提案者は樋之津倫子,賛同者は真鍋陽子議員でございます。 提案理由は,そこにありますように,議員報酬及び期末手当の額を暫定的に減額するため,所要の改正をするものでございますが,少し発議提案に至った経緯をつけ加えたいと思います。 皆さん御存じのように,2018年の12月議会で笠岡市の議員報酬及び費用弁償等に関する条例が改正をされました。それによって議員報酬は42万円から50万円へと引き上げられ,議長職においては52万円から60万円,副議長職においては46万円から54万円へと引き上げられました。同時に,2年間の特例によりまして議員報酬と期末手当をそれぞれ10%削減することとなった訳です。 さて,2018年といえば,日本中が豪雨災害に見舞われた年です。世相をあらわす言葉が災という漢字一文字でございました。そのことも記憶に新しいところです。笠岡市においても,北川,甲弩,生江浜,吉浜,そうしたところの水害,そして市全域にわたる土砂災害などで死者も出したという大変な年でございました。そういう被災した経験もまだまだ記憶に新しく思い出されます。 2019年10月,消費税が8%から10%へと引き上げられ,予想どおり日本経済は落ち込みました。2019年11月,2020年1月,政府の示したどの経済指標もマイナスを示しております。加えてコロナ禍です。日本経済が冷え込む中,突然の休校に共働き家庭における児童・生徒の暮らしが心配されたり,仕事を縮小せざるを得なかった保護者の皆さんの声が届いてまいりました。小売店や事業主さんの困窮した状況,営業の自粛による減収などなど,市民の皆さんの不安や実害はいかほどだったでしょうか。今年4月の失業率はリーマン・ショック以来,あのリーマン・ショック直後のピーク時の4倍にも達していると報道されています。さらには,この先いつ終息するのか分からない状況,第2波,第3波にも備える必要がございます。 国会においては,4月27日,全会一致でこの苦難を乗り越えようと2割の報酬減額が全会一致で可決をいたしました。私たちもこんなときだからこそ市民の苦難に寄り添って,少しでもコロナ対策の財源確保,さらには痛みを分け合う,そのために力を尽くすべきだと訴えたいと思います。議員報酬引き上げに対する市民の批判は今でも根強く残っております。そのことをしっかりと御認識いただきたいと思います。 参考として,8ページに添付をしております改正の要点をごらんください。 報酬につきましても,期末手当につきましても,現行の特例により減じる額を改正前の支給額の100分の10から改正後は100分の20に提案するものでございます。 なお,施行期日等につきましては,令和2年7月1日より施行するものといたします。それ以前のものについては従前のものに従うというふうにしたいと思います。 以上でございますが,私たちの意図するところを酌み取っていただきまして,市民の思いに寄り添う御賛同をいただければ本当にありがたいかと思います。よろしくお願いをいたしまして,提案にかえさせていただきます。 ○議長(藤井義明君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤井義明君) 質疑を終結します。 お諮りします。 ただいま議案となっております発議第2号は,会議規則第35条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤井義明君) 御異議なしと認めます。よって,発議第2号は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。 真鍋議員。            〔3番 真鍋陽子君 登壇〕 ◆3番(真鍋陽子君) 失礼いたします。この発議に関して,賛成者の一人として討論させてもらいます。 緊急事態宣言が解除され,岡山県内でもさまざまな施設,お店が徐々に再開されている一方,海外研究などによると,今後1年半から2年はウィズコロナ社会を想定すべきと言われています。 5月22日に行われた厚生労働大臣の会見では,新型コロナウイルス関連の解雇,雇いどめは5月21日時点で1万835人,帝国データバンクによれば,新型コロナの影響による倒産は既に200社を超えています。正社員はもちろん,派遣社員,パートやアルバイトなど,雇用面の打撃が非常に大きい状況です。明確な出口戦略が見通せない中,比較的体力があるとされる大企業も先行きが全く見通せておらず,雇用状況は急速に悪化,シンクタンク調査では雇用に与える影響は最悪で301万人失業という数値すら出ています。最前線で頑張られている医療機関においても,新型コロナウイルス対策のためのコストがかかる一方,一般の患者様が感染を恐れ受診を控えることで減収となり,医療関係者の皆様の給料やボーナスがカットされているという状況です。 また,笠岡市内で自営業を営まれている市民の皆様にお聞きしても,前年同月と比較して収入が大きく落ち込まれている方がほとんど,自営業を営まれている方々の営業が縮小することで,派生的にお店を支えるインフラ関係各社においても収益が落ち込んでいるとお聞きしています。岡山県商工会議所連合会がまとめた1月から3月期の県内景気観測調査結果によれば,景況判断指数はマイナス32,地区別で見ると笠岡は下落幅トップ,38.1ポイント下降のマイナス48.6です。この数値から,私が皆様からお聞きしているお話が決して一部の方々だけの話ではないと実感しています。学校が休校になることにより,仕事に支障が出て収入が減る一方,家庭における光熱費,食費の負担増加に苦しんでおられる御家庭の話も多々お聞きしています。このようなリーマン・ショック,オイルショック級,戦後最悪になるかもと言われているこの経済的大打撃を負った地域社会をあくまで市民の暮らしに寄り添いながら執行部とともに建て直していくことは笠岡市議会の責務です。 私は新人議員として,このタブレットを受け取った後,時間があるときには中に入っている資料をいつも読んでいたのですが,中にある笠岡市議会基本条例第26条第2項を読むと,議員報酬の見直しに当たっては市政の現状と課題,将来の予測及び展望を考慮しなければならないとあります。平成29年12月に行われた笠岡市議会・行政改革特別委員会による調査検討報告書,議員報酬の適正なあり方について27ページによれば,全国の市議会のうち人口規模が当時の笠岡市と類似,4万9,000人以上6万9,000人未満の市を抽出した本市を除く14市の議員報酬月額は平均37万2,000円です。ちなみに,平成30年12月31日現在の議員報酬人口段階別平均データによれば,人口4万人から5万人未満の議員報酬月額は平均34万8,500円です。市内の状況と客観的なデータから,前回の議員報酬を検討したときと今とでは市内の現状,市政の現状は私は大きく変わっていると考えています。平成30年12月議会で成立した現在の50万円という議員報酬はその当時の平均額から大きく乖離しており,2割カットをしたとしても40万円,さきの平均データより2万7,000円も大きい額ではありますが,市民生活に寄り添う意思をお示しするという意味では意義があると考え,以上を述べまして発議第2号に賛同する理由といたします。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(藤井義明君) ほかに御意見はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤井義明君) 討論を終結します。 これより発議第2号を起立により採決します。 お諮りします。 本発議は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○議長(藤井義明君) 起立少数であります。よって,本発議は否決されました。 以上で本日の議事日程は全て終了いたしました。 散会に先立ちお諮りします。 日程表のとおり,明日から6月14日日曜日までは議事の都合により休会したいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤井義明君) 御異議なしと認めます。よって,明日から6月14日までは休会とすることに決定しました。 次の本会議は6月15日月曜日午前9時30分から開議します。 なお,議事日程は一般質問であります。 本日はこれにて散会します。            午前10時37分 散会...